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投資をするなら、米国株の魅力5点

お金・投資

2~3年前の投資ブームから有名人の薦めなどから米国株に投資を始めた方は少なくないと思います。今日は、ブームだからではなく、自分もここ5~6年の投資実績から米国株のおすすめできる5つの点について解説していきたいと思います。

米国株の魅力ポイント

米国株は「S&P500」や「ダウ」などのインデックスがとても良い値動きをしています。
私が感じる米国株の魅力なポイントは次の5点です。

  1. 世界の株式市場の50%以上を割合を占める
  2. 株価を重視する価値観
  3. 暴落を経験しつつも、上昇し続ける実績
  4. 政治の安定性がある
  5. イノベーションの創出が活発

米国株の魅力について自分なりに理解を深めることにより、今後の資産形成の参考にできるし、いずれ来る可能性のある株価の暴落時に慌てないようになる知識を持つことにもなるので、これらの魅力のポイントについてそれぞれ解説していきたいと思います。

①世界の株式市場の50%以上の割合を占める

米国の企業は、世界の株式市場における2021年現在、約59%以上の圧倒的な割合を占めています。ちなみに日本は2位で6.5%です。1位のアメリカとは50%以上の差がある状況です。

株式市場における国別割合(2021年現在)
  1. アメリカ:約59.7%
  2. 日本  :約6.5%
  3. イギリス:約4.0%
  4. 中国  :約3.9%
  5. フランス:約2.8%

また、2021年6月末現在、企業の時価総額で見ても米国企業が圧倒的に上位を占めており100社中の59社がアメリカの企業で、他国の企業との差は圧倒的であると言えます。ちなみに、日本企業で世界の100位以内に入っているのはトヨタ自動車のみです。

銘柄名セクター株式時価総額
1アップルアメリカ情報技術2兆2,855億ドル
2マイクロソフトアメリカ情報技術2兆403億ドル
3サウジアラムコサウジアラビアエネルギー1兆8,710億ドル
4アマゾンアメリカ一般消費財・サービス1兆7,350億ドル
5アルファベットアメリカコミュニケーション・サービス1兆6,490億ドル
6フェースブックアメリカ コミュニケーション・サービス 9,859億ドル
7テンセント中国 コミュニケーション・サービス 7,224億ドル
8テスラアメリカ 一般消費財・サービス 6,548億ドル
9バークシャー・ハサウェイアメリカ金融6,359億ドル
10台湾セミコンダクタ台湾情報技術6,232億ドル
36トヨタ自動車日本 一般消費財・サービス 2,444億ドル
Yahooファイナンスより引用

アメリカ企業の株式に投資するということは、世界のトップ企業に投資するのと同じことになり、また、これらのトップ企業は世界各国に影響を及ぼしていることから、他国の経済にも大きな影響を与えるということになります。

②株価を重視する価値観

アメリカ企業は、とにかく利益を配当金などにより株主に還元することを重視しています。なんと、50年以上も連続で配当金を増配している優良企業もあります。他方、日本企業では20年以上連続増配している企業は6社しかありません。

銘柄名増配年数(年)配当利回り(%)株価(ドル)
1アメリカン・ステイツ・ウォーター671.5296.03
2ドーバー661.14176.05
3ジェニュイン・パーツ652.41135.24
4ノースウェスト・ナチュラル・ガス654.2345.61
5パーカー・ハネフィン651.25329.75
6プロクター・アンド・ギャンブル652.37146.82
7エマソン・エレクトリック642.2193.34
8スリーエム633.30179.23
9シンシナティ・ファイナンシャル612.12118.81
10ランカスター・コロニー592.03157.92
100ストライーカー280.96263.69
米国連続増配株ランキング1~100位(2021年現在)

アメリカは、国家としても中央銀行であるFRBは適正に株価を維持するために、大量の紙幣を発行したりしています。

ちなみに、2021年現在の日本の増配企業上位10社は下表のとおりです。

銘柄名 増配年数(年) 配当利回り(%) 株価(円)
1花王312.176,226
2SPK232.861,360
3三菱HCキャピタル224.49555
4小林製薬210.839,410
5ユー・エス・エス213.111,803
6リコーリース213.123,655
7トランコム201.508,470
8ユニ・チャーム190.764,844
9沖縄セルラー電話193.245,060
10リンナイ191.1712,230
日本連続増配企業上位10位(2021年)

③暴落を経験しつつも、上昇し続ける実績

米国の株式市場は、過去大規模な暴落を幾度も経験しているものの、その後必ず回復を示しており、2021年現在も最高値を更新し続けています。
そのパフォーマンスは、この30年間でなんと約12倍になっている実績を持っています。100万円投資していたら1,200万円になる計算です。

今後も確実に上昇し続けるかどうかは不透明ですが、暴落したとしても回復することに対する信頼は下のグラフからも明らかであると言えます。

出典:世界経済のネタ帳

④政治の安定性がある

世界の経済が伸展している国の中には、独裁国家であったり、民主主義だが短期間で政権が入れ替わるなど政情が不安定な国も多々あります。

日本でも首相や政権が変わる都度、度々株価が変動するのは偶然なことではありません。平成18年以降、日本の総理大臣は1年未満などの短期間で実に6人も交代がありました。
政情が不安定な国の企業に投資すると、政情の不安定化により、株価も不安定になり、安心して長期投資を行うことができない状況となってしまいます。

「直近の解散前から召集日までの日経平均株価推移(解散直前の営業日を100として指数化)」出典:SBI証券

他方、アメリカは、民主党と共和党の2大政党での政権争いであり、どちらかが政権を取っても、次期の任期満了までは基本的に大統領が入れ替わることは無い状況が続いています。つまり、政情が他国に比べてかなり安定している国であると言えます。

⑤イノベーションの創出が活発

アメリカは先進国の中でも、過去からずっと技術革新を生起させてきている国であると言えます。研究レベルも高く、イギリスの教育関連情報誌「Times Higher Education(タイムズ・ハイヤー・エデュケーション)」では、上位100校中37校がアメリカの大学で、上位10位には「ハーバード大学」や「スタンフォード大学」などのアメリカの8校の大学が独占している状況にあります。
ちなみに、日本は100位以内に「東京大学」(36位)と「京都大学」(54位)の2校のみがランクインしている。

アメリカでは、こうした優秀な技術者などを確保したうえで、イノベーション企業の指数として近年用いられているユニコーン企業(:評価額が10億ドルを超える未上場のスタートアップ企業)として、2021年4月時点で、288社有しており、各国と大差をつけている状況です。
ちなみに、2位が「中国」で約半数の133社、3位が「インド」で32社です。気になるわが国の日本では11社が存在します。

まとめ

アメリカの株に投資することの魅力について解説してきました。
ポイントは大きく以下の5点です。

米国株魅力のポイント5点
  1. 世界の株式市場の50%以上を割合を占める
  2. 株価を重視する価値観
  3. 暴落を経験しつつも、上昇し続ける実績
  4. 政治の安定性がある
  5. イノベーションの創出が活発

アメリカの株式市場では、時代の移り変わりを経て、衰退した企業と台頭する企業が常に入れ替わる新陳代謝が活発だと言えます。「S&P500」が右肩上がりを続けているのは、その時代でベストな500社が選出されているからです。

株式投資を検討中の方、始めたばかりの方など、初心者であればなおさら、失敗のリスクの少ないアメリカ株を主流に株式投資をすることをおススメします。
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