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S&P500 の注意点!? 正しいの「日本」と「アメリカ」経済状況の比較?

お金・投資

米国株へ投資ブームの中、最近はFRBの金利引き上げにより米国経済への引き締めの政策により、米国インフレをする動きが活発です。

こんな中、各種資料にて引用されている米国株式の代表的な指数である「S&P500」というアメリカの代表的な会社500社の株式動向となっていますが、よく日本の指数の代表である日経平均株価(日経225)という日本の代表的な企業225社との比較が為されることがあります。下の図に示さるように圧倒的にS&P500が日経225の指数に比べると勝っているとして引用されることがあります。

今回は、そんなアメリカの経済指数「S&P500」と日本の経済指数「日経225」との比較をする際の注意点などについて解説していきたいと思います。

S&P500(青色線)と日経225(水色線)との比較 (ヤフーファイナンスより引用)

S&P500の落とし穴

そもそもS%P500と言われる500社の企業ってどんな構成なんでしょう?

S&P500の構成とは?

S&P500の企業には米国企業をけん引する代表的なGAFAM(ガーファム)」と言われる、「Google」「Amazon」「Facebook」「Apple」「Microsoft」の5社が含まれています。

ですが、近年これら5社を除く495社を表す指数として「S&P495」という指数が示されており、この指数でみると、まず、圧倒的に米国の上場企業の代表的な495社と比較してたった5社で、米国市場をけん引している様子が下のグラフから読み取れるかと思います。

加えて、「GAFAM」を除いた495社と日本の代表的な指数である東証株価指数と言われる東京証券取引所に上場する銘柄を対象として算出している株価指数である「TOPIX」とでほぼここ10年近く大差はないと言える状況にあると言えます。

そもそも「S&P500」は、「時価総額加重平均型」と言われる、今トレンドとされている企業に比重を重くして構成される指数であり、「GAFAM」株の構成割り合いは、「20.8%となっています。

別の米国株式指数であるNASDAQ100指数とは?

米国の株式市場の動向を確認する指数として「NASDAQ100」指数というものがあります。新興企業向けの株式市場として金融業を除く時価総額上位100社の株式で構成される指数です。世界有数のハイテク企業など最先端の技術を有する企業を多く含んでいます。

そんな「NASDAQ100」指数に含まれる「GAFAM」の株式割合は「41.1%」になります。「S&P500」指数の約倍に相当する割合を指数に組み込んでいます。

そんな「NASDAQ100」と「S&P500」と「日経225」を比較するとNASDAQ100の方がS&P500を大きく上回るパフォーマンスをこの数十年で遂げている状況が下図から読み取れるかと思います。

NASDAQ100(紫色)、」S&P500(青色線)と日経225(水色線)との比較 (ヤフーファイナンスより引用)

まとめ

アメリカの代表的な経済指標「S&P500」と日本の経済的指標の「日経225」のトレンドの見方の注意点などについて解説してきました。

指標は、正しい知識をもってみないと大きな勘違いをしてしまいます。特に経済的に好調なアメリカの市場動向の主流は「GAFAM」と言われるアメリカ経済をけん引する代表的な5社の状況に左右されることについて解説しました。

日本の経済指標と見比べるにあたっては、「GAFAM」を加味した状況としない状況とに弁別して、注意して比較する必要があります。

現在、アメリカ経済はインフレ抑制によるFRBの金利引き上げによる、株式市場の暴落が起き始めてきている状況にあります。下がり局面においては、慌てて損切するために売り急いでしまうことによる損をすることが無いよう注意を払う必要があります。

今回は以上になります。

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