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一括投資と分割投資 どっち?

お金・投資

投資へ回せるお金の目安(キャッシュポジション)

キャッシュポジション

キャッシュポジションとは、投資資金の中で投資に回していない手元にある資金のことをいいます。
例えば、100万円の資産があるとした時に、①株式:80万円、②現金:20万円→キャッシュポジション20%となります。
キャッシュポジションが高すぎると現金を持ちすぎていることになり、働くお金の量が少ないことから投資効率が悪くなることになります。
逆に、キャッシュポジションが高すぎると、株価が下がり買い足しをしたいときに、手元の資金不足により買い足しができないということになります。

キャッシュポジションは高すぎても低すぎてもダメで、バランスが大切なんですね!!

理想のキャッシュポジション

理想のキャッシュポジションは、年齢等の状況により個人差はありますが、通常10%~20%くらいと言われています。当然、今後の収入や相場の状況にも影響を受けるものです。

キャッシュポジションに影響を与える要素

ライフプラン

結婚や出産、子供の人数や子供の進学先、共働きかどうかなどがライフプランとして影響する要素となります。お金がいつ頃必要になるのかを見積もって、手元の資金を適時確保する必要があります。

結婚
出産
進学

年齢

年齢は一般的に若いほどキャッシュポジションが取れると言われています。若い人は、これから働ける期間が長く、今後の収入に見込みが持てるからです。加えて、質素な生活にも我慢が可能なことも挙げれるでしょう。
したがって、若い方が投資に回す資金を確保しやすいと言えると思います。
一方で、退職した人や収入が不安定な人は、今後の収入が安定しないため、手元に現金を多めに持っておく必要性が高いことから、投資に回すお金は少なくなると言えます。

今後の収入

職業の状況や今後の自分の将来設計により、安定した収入が確保できるか否かによりキャッシュポジションは変化すると言われています。安定した収入とは、会社等からの毎月の給与のことが想像できますが、一時的な収入には、退職金や親などからの支援などが考えられます。

金融市場相場の状況

一般的に市場が好調なときは、キャッシュポジションを高めに設定して、市場が暴落したときに株等を買い足しができるように手元に現金を確保しておく必要があります。
逆に市場が不調なときには、キャッシュポジションを段階的に低くし、株等を買い足していく必要があります。株価が下がったときには株を買いやすくなるため、現金から投資に回すことが重要です。

貯金を投資に回すポイント

投資を行い失敗をしないためには、一般的に①少額から始める ②節税制度の活用 ③リスクの分散という3つのポイントがあります。それぞれのポイントの詳細について解説します。

①少額から始める

投資には、投資した結果、元本を下回るというリスクがあることは事実です。したがって、少額から始めてみることによって価格が下落したときの損失を少なくできます。少額で経験知を高めて、ある程度状況が理解できてから少しずつ買い足していけば損失を極小にできるといえます。

②節税効果のある投資制度を選択する

国の施策により、投資による株価収益などに対し課税しないという節税制度があります。通常、株価の運用収益に対し20%の税金がかかりますが、IDECO(イデコ)やNISA(ニーサ)という投資制度を活用すれば、この税金がかかりません。これらの節税制度を活用した、効率的な資産形成が大切です。
IDECOやNISA制度の詳細については、また別の記事で解説したいと思います。

③リスクを分散させる

卵を一つの籠に入れていると籠を落としたときにすべての卵が割れますが、籠を複数準備し、卵をそれぞれの籠に入れることで割れない卵を確保することができます。これを投資の世界では「分散投資」と言われます。一つの資産に集中投資をしてしまうと、その資産の値動きだけで運用資産全体が左右されてしまうことになります。また、投資期間を長く設定して行う「長期投資」と合わせて、投資先や投資するタイミングを分散する「分散投資」を心掛けることが大切です。

みずほ証券HPより

④ドルコスト平均法による投資

相場は下図のS&P500(ダウ・ジョーンズ・インデックスにより算出されるアメリカの代表的な株価指数の一つ)のように常に変動しています。
チャートで示される一番最安値のところで適切に購入できれば良いのですが、その価格が最安値であることに気づくのは、なかなか困難です。もっと下がるかもと時期を失することが大半です。
ドルコスト平均法」とは、変動リスクを抑えるため、一度に投資をするのではなく、毎月や毎週など定期的に一定額ずつ投資をすると購入額が平均化する投資手法のことです。

bloomeberg「S&P500株価チャート」より引用
ドルコスト平均法 イメージ

まとめ

投資を行う上では、まず自分のキャッシュポジションを把握する必要があります。
キャッシュポジションが不適切な場合、投資効率が悪かったり、株価の暴落の際に買い足しが出来なかったりと株価収益が不安定となる原因にもなります。
また、キャッシュポジションは常に一定ではなく、自己の年齢や、結婚や出産などのライフプランイベントが影響しますので、ライフプランに応じて適時見直しが必要です。
加えて、投資を始めるにあたっては、リスクを少なくするために、①少額から始め、②IDECOやNISAなどの節税制度を活用し、③分散投資や長期投資により金銭的にも精神的にも余裕がある状態で投資することをおすすめします。

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